50後半オヤジのオーストラリア一周 アドベンチャーツーリング  ~準備編~

2023年11月28日ツーリング

50後半オヤジが一念発起で挑むオーストラリア アドベンチャーツーリング。
2023年9月からオーストラリアに滞在してツーリングを実行するプランで計画中。
実行するまでには色々な課題をクリアしていく必要がある。
オーストラリアに半年間滞在するためのビザ取得、航空券の手配、バイクの準備など。
この記事ではその準備についてまとめています。

オーストラリアビザ(Sub-class600)取得

オーストラリアへ入国するには、通常の短期(3カ月以内)の観光にはETASビザで問題ないが、今回は6ケ月なので中長期ビザが必要になる。
ETASはネットで申告し、手数料振り込めば簡単に取得できるが、それ以上の期間になる場合は特別にビザを申請する必要がある。
学生など留学の場合はワーキングホリデービザなどがありメジャーではあるが、観光で6カ月滞在といくのはマイナーなケースなのでネットで調べてもあまり参考になるものがなく、申請も大変そう。
噂では英語に翻訳した戸籍謄本などが必要で、それも素人の翻訳はNGでプロの翻訳家に依頼しないと無効とか、オーストラリア大使館指定の病院で健康診断受診が必要だとか、十分な資産があるかどうかの証明書を用意する必要があるとか、一筋縄ではいかなそう。
ビザ申請代行業者もあるようだが結構手数料が高い。
健康診断などにも費用がかかる可能性があるので、出費を抑えるために、自分で大使館の申請ページから英語で質問の回答を悪戦苦闘しながら入力し、パスポートのコピーを添付し何とか申請した。
必要に応じて追加資料の提出がくるとのことなので、様子を見ながら待つことにした。
ビザ発行には長い場合には3カ月くらいかかるとのことだったので余裕をもって提出した。

結果、数日後無事ビザ発給のメールが来た。
思ってたよりすんなり発給されてびっくり!
健康診断も資産証明も特に求められなかった。良かった😓

航空券手配

オーストラリアの航空会社といえばカンタス航空。世界で最も安全な航空会社と言われている。
直行便で楽なので出来ればカンタス航空使いたいが、やはり費用を抑えるためには他の航空会社も検討しないといけない。
費用だけならLCCだが、LCCの場合は荷物が別料金になるし食事なども別料金。今回海外ツーリングのためにキャンプ道具やヘルメットなどのバイク用具、工具なども考えると逆に高くなる可能性が大。
そこでLCC以外で安いところを調べてみると、マレーシア航空が最安。
シドニー直行ではなく、マレーシアの首都クアラルンプールを経由して乗り継ぎする。カンタスで直行だと10時間くらいだが、クアラルンプールだと乗り継ぎ時間含めて22時間ほどかかる。それでも6万円ぐらい安いのでこれを手配することにした。
マレーシア航空は日程変更も手数料無料であるのは帰国の日程調整もやりやすいためありがたい。
因みに出発時期の9月は日本の夏休みも終わる時期で、オーストラリアも冬なので比較的安価であり、具体的な日程を決めた。
そもそも実行時期を決めるにあたり、オーストラリアの季節が大変悩ましかった。面積が半端なく広いがために、地域によって気温が10度以下から40度近くまで幅があり、かつ北側は雨季があり道路が冠水して通れなくなるなど計画が大きく左右される危険があるため、十分考慮して時期とルートを設定する必要があった。そのうえ航空券の安いタイミングの要件が加わり、結果9月から2月を選定した。

バイクの準備

当初は我が愛車のアフリカツインを船でコンテナ輸送することを考えていたが、コロナ禍や某大国の大馬鹿者が戦争をおっぱじめやがったせいで海上輸送コンテナが非常に混み合い、個人輸送のためのコンテナが確保できない、万一確保できたとしても到着日が読めないなど現実的でないことが判明。そこで、自分のバイクで走ることは断念し、現地でバイクを購入し、走破した後は現地で売却するバイバックに切り替えた。本当は自分の相棒であるアフリカツインで走りたかったが、限られた時間を無駄にしたくないので致し方ない。
選んだバイクはKawasakiのKLR650というバイク。
日本では販売されておらず、欧米や東南アジアなどの海外専用モデル。

シングルエンジンだがKawasakiのアドベンチャーバイクに位置づけられている。排気量が650ccあるので、大陸走破も比較的楽に走れるし、アウトバックのオフロードもこなせる万能モデル。
発売から色々な改良を加えながら何年も販売している長寿モデルであり、メカは古いが逆に熟成されているので簡単に壊れることはないだろうと思う。
アウトバックの深い砂地でこの重量クラスのバイクをうまく乗りこなせるかどうか不安は残るが、燃料タンクが23Lと長距離でも給油せずに走れるところが強みなため、これにすることした(オーストラリアでガス欠は命取り)。
一点問題なのがシート高。欧米人向けなので日本人にとってはシートが高すぎて足つき性が心配。因みに愛車のアフリカツインも足つきのためにLowシートに交換している。
KLR650にもLowシートがないかオーストラリアのKawasakiのオプションパーツをネット検索していたら、なんとあった。150オーストラリアドル(日本円で14,000円ぐらい)で販売していた。

シドニーのバイク販売店を検索し、バイクの在庫状況やLowシートの注文可否をメールにて問い合わせしたところ、返信が返ってきた。

メールの内容は、

「こんにちは。
日本からメールしています。
今年の9月から半年間、オーストラリアをバイクで一周する予定です。
そして、在庫があればあなたの店でその目的のバイクを購入することを検討しています。
現在検討中のバイクはカワサキのKLR650ですが、シート高が自分には高すぎて悩んでいます。
そこでバイクを購入する際は、カワサキ純正アクセサリーのERGO-FIT REDUCED REACH SEAT(品番99994-1503-64U:メーカー希望小売価格155.46ドル)も一緒に購入したいです。
質問 1) 私はあなたの店から注文できますか?
質問 2) 可能であれば、注文してからどのくらいかかりますか?
お手数をおかけいたしますが、ご返信をよろしくお願いいたします。」

「こんにちは!ヒロ。
まったく問題ないよ。喜んでお手伝いします。
現時点では在庫がかなり少ないため、この状況に対処する最善の方法は、到着前に自転車を確保/注文購入したい自転車を受け取る予定の 2 ~ 3 か月前に保証金を支払へば大丈夫。これにより、自転車を確実に入手できるようになるよ。保証金は1,000ドル。 注文保証金、残金はバイク引取り時に支払えばOK。 シートも同様に事前に注文しておくのがベスト。
他にご不明な点があれば、気軽にきいてください。
よろしく」

と、こんな感じです。

6月になったら、このバイクショップに再び連絡して、バイクとシートを手配すれば良さそう。